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夜型生活のギター弾き・池田ジンケ健児のブログ

ロックンロール

ロックンロール (角川文庫)

ロックンロール (角川文庫)

フラッと本屋に入り
何の予備知識も無く タイトルに釣られて 
買ってみた本

小説執筆のためパリのホテルに滞在していた作家・植村は
なかなか筆の進まない作品を前にはがゆい日々を送っていた
しかし そこに突然訪れた奇跡が彼の感情を昂ぶらせる
透き通るような青空の下で 恋が動き出そうとしていた
ポケットに忍ばせたロックンロールという小さな石ころのように
ただ転がり続ければいい
作家は突き動かされるように作品に没頭していく―
欧州の地で展開される切なくも清々しい恋の物語
(「BOOK」データベースより)


・・・小説家が主人公の話で
主人公が物語の中で執筆している作品のタイトルも「ロックンロール」で
ちと ややこし面白かったり


ジョン・レノン
ジョージ・ハリスン
ロバート・プラント
ジェフ・ベック 等 


60〜70年代ブリティッシュロックの名曲が
物語のポイントとして 出てくるのは
ロック好きとしては 心地よいかなと


↑の内容紹介では
「清々しい恋の物語」となっているけれど・・・
確かに読み終えた後に その感覚は残ったけれど
物語中のラブシーンは官能小説ばりに生々しく
電車で読んでいる時に
少しだけ 周りの目を気にしたよ(笑)


芸術に対する思いや考え 等
オイラのような 世の中の流れから
少し離れたリズムで生活している者には
胸に響くセリフが多いかも…


釣られて読んで 良かったと思えた本