余計なお世話であった

郵送したい荷物があって　近所の郵便局へ

混んでいて順番待ち
オイラの前の人は　杖をついたご婦人
なにやら窓口の人に質問中・・・
その　ご婦人がスッといなくなり
オイラに順番が回ってきたところで
窓口には　年賀状の束がポツンと置いてあり
窓口の人が
「先程　年賀状をお買い求めになられた方〜」
と　声を張り上げる
でも　反応は無し

きっと　前のご婦人が
買ったばかりの年賀状を　
持ち帰るのを忘れたのだろう
と　
オイラは　勝手にそう判断

で
用事を済ませて帰るため　
自宅前の道路で信号待ちをしていると
隣には　杖をついた先程のご婦人

信号を待っている間
（大きな国道なので　長いのだ）
なんだか　気になっちゃって
我慢できず
「あの〜すみません　いきなりで失礼ですが
さっき郵便局で　僕の前に並んでいませんでしたか？」
と　思い切って声を掛けてみる
（うわっ　なんだか緊張する/笑）
ご婦人は　いきなりの事で驚いた様子（そりゃそうだ）
だったけれど
「あ　ハイ・・・」
と　小さく返事があったので
すかさず
「年賀状を買って　受け取り忘れていませんか？
窓口の人が探していたもので・・・」
と　事情を説明すると
「あら　やだ！　それ私じゃないのよ！
私の前から　置いてあったのよ〜！！
うふふふ！！
でも　あなた　
ハンサムなのに親切なのね〜！！
ありがとね！！うふふふふ！！」
と　凄い勢いの返事と笑顔
ああ　オイラの勘違いである
なんだか　恥ずかしくなって
カーッと自分の顔が赤くなるのがわかる（笑）
「あ　そうでしたか！！すみませんでした！！
では　失礼します！！」
と　軽く頭を下げて
信号が青に変わったばかりの横断歩道を
早歩きで駆け抜け帰宅

見知らぬ人に　いきなり自分から声をかけるなんて
なんだこれ？　今日のオイラはどうしたのだろう？
と　後になって思いつつ

オイラがハンサムかどうかは　
ともかくとしても
ハンサムという言葉自体と
ハンサムなのに親切
ん？　ハンサムなヤツは親切ではないヤツが多いのか？
なんて　
ご婦人の返事を思い出すと
なんだか　一人で可笑しくなってしまったよ